明日も歌う あなたのために
限界
【湊 side】
指折り数える。
四人即席バンドを組んでから一ヶ月と少し。
今日は12月3日。
学校近くのライブハウスで企画されていたクリスマスイブのライブに、トリ前で出してもらえることが決まった。
ライブまで、あと3週間。
バンド名は相沢の案で”INFINITY(インフィニティー)”に決まった。
どうやら、”無限大”とかそうゆう意味があるらしい。正直、俺も龍もバンド名には大したこだわりがないので、すんなりINFINITYで決定した。
花瑠はと言うと………、
「はぁ?お前一ヶ月でオクターブマスターするとか何者……」
「へへっ、でしょ?」
「なんか、ミナの見込んだとおりだな……」
そう、俺が最初に見込んだとおり、メキメキとベースの腕を上げていた。
腕を上げたのは花瑠だけじゃない。相沢や龍もだ。
今や曲を作る中で俺がどれだけ難しい演奏を注文をしても、弾いてみせてくれる。
曲作りももう、終盤に差し掛かっていた。
指折り数える。
四人即席バンドを組んでから一ヶ月と少し。
今日は12月3日。
学校近くのライブハウスで企画されていたクリスマスイブのライブに、トリ前で出してもらえることが決まった。
ライブまで、あと3週間。
バンド名は相沢の案で”INFINITY(インフィニティー)”に決まった。
どうやら、”無限大”とかそうゆう意味があるらしい。正直、俺も龍もバンド名には大したこだわりがないので、すんなりINFINITYで決定した。
花瑠はと言うと………、
「はぁ?お前一ヶ月でオクターブマスターするとか何者……」
「へへっ、でしょ?」
「なんか、ミナの見込んだとおりだな……」
そう、俺が最初に見込んだとおり、メキメキとベースの腕を上げていた。
腕を上げたのは花瑠だけじゃない。相沢や龍もだ。
今や曲を作る中で俺がどれだけ難しい演奏を注文をしても、弾いてみせてくれる。
曲作りももう、終盤に差し掛かっていた。