明日も歌う あなたのために

俺が反応に困っていると、龍が口を挟んだ。


「ミナに何か用かよ?」


───年上相手にその口の利き方はちょっと失礼なんじゃ……………。




「おう、用があって来たに決まっとるやろ」



そう言った彼は相変わらず扉の前で、ニヤニヤと余裕そうな笑みを浮かべている。



───………なんだろう。


すごく心地悪い。




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