空の果てに
「ぎ…ぎゃああああ」

「え?!なにどうしたの!?」

私の組は1組。世那の組は3組。
離れてしまった、

「まぁ大丈夫だよ百花なら!!頑張ってぼっち離脱目指そーね(笑)」

まーそうですよね、しってたよ、こんな時にこそ願いかなわないんだよ、


「たまには一緒にかえろうね?」

「当たり前!いつでもいいよ?(笑)」

そういって世那が笑う。

世那はどちらかというとフレンドリーでおだやかな性格。
きっと友達なんかもすぐにできるだろう。

心配しながら教室に向かう。

1組の教室のほうが手前だから、ここで世那とはお別れだ。

お互いはげまし合いながら別れたあと、教室に入ると…


グループが出来ていた。


ゆっくり歩いてきたからなぁ…
そりゃそうなるよなぁ…

名簿順で決められた席につく。

(1番前列、なんか嫌だなぁ。緊張感…しかもなんかぼっち目立つし、早く席替えしたいなぁ)

話しかけられることなく、1限目が始まろうとしていた。

頑張って入試受けたかいあってみんな気品が漂っている。

先生が来て、みんなが席につくと、扉を開ける音がした。
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