多分、姫。


『それに修学旅行などは、バレないようにお前だけ別にした。』


そうだ…あの時!!
俺だけ1人部屋だった…。

あれは、俺がその《理事長の息子》だからとかそういうんじゃなかったのか。
それはそれで物凄い嫌だったけど。

あれ……?
いろいろつじつまが合ってきてる。
てことは俺は…《女》……?


困惑する俺に親父は、とどめを刺す。

『それにお前…
その……
物凄い小さいけど……
胸…あるだろ?』


はぁ?胸??
てか何故照れる?
純粋少年かあんたは…。

って違う違うッ!!


「いやいやいや!!
ないないない!!
俺の場合は、その…力士が出てるような胸
『お前の場合はそんなことありえないだろ。
むしろお前は

痩せすぎだ。』


ずっど―――――――ん。
俺、沈没。





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