多分、姫。



「言えないことなんだぁ。
へぇ~……お望みの“変なの”にしてあげようか、ん(ニヤ)?」


奏『す…すみません、一期様……。
ご勘弁を……(泣)』


「そ……。
つまんないのっ!!!」


と、プクーッと頬を膨らませてみる。


あはw
奏チャンの顔、真っ青だし♪

なんか……疼くなぁ、血がww←


って、そうじゃないそうじゃない。


「“お願い”ねぇ……。」


ふと奏に視線をやると、目を固く閉じて、口もキュッと結んでいる。


そんなに、恐い?

イジメすぎたのかなぁ?笑


でもなんか……可愛い、かも。

そんな姿を見て何故か笑みがこぼれる。


こんな姿見ちゃったらさ……


「じゃ、明日から“女子の制服”着てね。」



―――優しいのしか言えないじゃん。





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