多分、姫。



【倉田家】



宏喜『さーて、始めますか!!』



―――カチャ。


おもむろに3人が眼鏡をかけだす。


って………


「あれ?
3人共《眼鏡》かけてたっけ?」


認『いや…俺は本当に視力弱いから、勉強ん時は普段から結構かけてるけど。』


と銀縁の細フレームのクールな眼鏡をかけている認が言う。


確かに、いかにもクールでカッコイイ《優等生》ってかんじ。


「へぇ~、知らなかった。
じゃあ宏喜達もなんだ。」


一期『ううん。違うよ。』


はぁ?じゃあなんで……


宏喜『かけた方が《カッコイイ》でしょ♪
男前度UPって感じでしょww
それに、最近《黒縁眼鏡》ブームだし♪
ねぇ~一期?』


一期『ねぇ~ww』


宏喜『あーでも、これ以上男前度UPなんか出来るのかな……?
今でもめちゃくちゃカッコイイのに……俺。』


頭を抱えながら、ふぅ…とため息をつく宏喜。

完全に自分に酔ってるぞ、コイツ。


正真正銘のナルシストとは中岸 宏喜のような人間のことを言う。

これテスト出ますよ~。


(認『いや、出るわけないし。』)



一期『あはは(笑)
宏喜ちょっとうっとうしいよ♪』


ははは。

………コイツら、本当は馬鹿じゃねぇーの?←





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