多分、姫。



認『次は、理数系だ。』


「理数系は認が担当か……」


うん、まともに勉強出来そう!!!


「よろし―――


認『言っておくが。』


―――ドスン。ドスン。


……へ?


あたしの両端にいきなり現れた威圧感たっぷりの本の高層タワー。
興味本位で最上階の本を手に取ってみる。

何何……?

『基本・数学Ⅰドリル』

『猿でもわかるっ!!化学』

『小学生の理科(←)』―――


………ナニコレ?
…………ナニコノ量?


認『……俺はアイツらみたいに甘くはないぞ。』


の、の、NO――――――――!!!!!!!


「だ、だってお前これ、いくら何でも多す―――」


認『全部2週間で終わらすぞ。』



コ…コイツ……


「―――にだ……」


認『あ゙?さっさと取り掛かるぞ。』




―――松添 奏、じゅーろくさい。
初めて見ました。


倉田 認という本物の鬼を……





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