多分、姫。


――――――

―――……


認『ここにxを代入して……』


「あ、わかったっ!!!
これであってるだろっ!!!??」


認『あぁ、正解。』


「ぃやったーーー!!!!!
今の問題は中3レベルのだろっ!!!
ちょ、中1レベルからだいぶ上がったしっ!!!あたし、頑張っただろ!!!??」


―――あれから、数時間。
ずっと鬼カテキョ・認の数学漬け。

初めは問題を見ただけで嫌悪感ばかり抱いていたけど、ずっと認がついて根気強く教えてくれたおかげで、だんだんわかってきてし、数学の楽しさもわかってきた。



認『あぁ、よく頑張ったな(ニコ)。』


と優しく優しく微笑む。

ほらな。
なんやかんや言っても、認って優しいんだよな♪


認『でも、高1レベルじゃないんだからな。』




………前言撤回。

せっかく人が天に昇るぐらい喜んでるのに、瞬時に地獄に落としやがった……。

悪魔だコイツ。
地獄からの使者・ミト。

うん、ピッタ―――


認『でもまぁ…あともう少しだ。

……お前ならきっと出来るよ(ニコ)。』


「……お、おうっ!!!頑張るっ!!!」


認『あぁ、頑張れ(ニコ)』


やっぱイイ奴っ!!!←


滅多に笑わない鬼の認も微笑んでくれるし、なんかわかってきたら楽しくなってきたし、もっともっと頑張ろーとっ♪





(宏喜『なんかあれだな……』)


(一期『アメとムチ……だね(苦笑)』)


(宏喜『つーか俺ら、出番少なくね?』)


(認『……。(汗)』)





< 188 / 201 >

この作品をシェア

pagetop