多分、姫。
―――キーンコーンカーンコーン。
「のあ゙ーーー。」
―――プシュ~。
宏喜『奏、湯気出てる湯気出てる(笑)』
一期『すっごーい(キラキラ)!!!』
オーバーヒートによりあたしの頭から出る湯気に興味津々の一期が頭上でパタパタその湯気を手で仰ぐ。
やっと今のチャイムで長かったテストが全て終了。
終わった……あたしの二週間の戦い…いや、もうこれは戦争規模だ。←
認『で、どうだった?』
認のテストの確認の言葉に静かに首を横に振る。
一期『えっ、ダメだったの?』
「いや……正確に言うと何も覚えてねぇ。」
終わりを告げたさっきのチャイムと同時にあたしの頭からもテストの記憶がさよならを告げたのだ。←
宏喜『こーれは望み薄いな~(汗)。』
ゔぅ……申し訳ない(泣)。