多分、姫。
宏喜『――あ、はい。解りました。
じゃー移動します。』
あり?移動するの??
宏喜『なんか…あ、あれ!あの住宅街に逃げ込んだんだって。』
と結構閑静な住宅街を指す宏喜の手に、自然と目をやる。
宏喜『健示さんたちもその辺りを捜してるみたいだから、そこでとりあえず合流しようだって。』
「ん!りょーかい!!」
認『はあ……。』
「ほーら、認!行くよ!!」
認『はいはい…。』
認……この短時間で、かなりやつれた…?