多分、姫。



宏喜『ここに突っ立てても、仕方ない!
とりあえずここから動こう!』


ぶー。
自分が止まってたくーせーにー!

と調子のいい宏喜に悪態を尽きながら、僕達はまた走り出した。


つーかマジ見つかんのかよ……。



『―――ちょッ。どけっ……あぶな―――!』



はい?





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