多分、姫。
そんな呆然としている俺をよそに、2人が奴を取り押さえる。
『やめっ……は、離せ!!!!!』
宏喜『ごめんねぇ。
でも、俺らもなんか頼まれちったから。』
一期『なんか追われることでもしちゃったの~?
あっ。あの人達が大切にしてたケーキ、勝手に食べちゃったとか!!?』
いや……それは、お前だろ。
しかもそんなことでこんな大騒ぎにならねぇし。
『とにかく、はな、せ……!!』
2人に取り押さえられながらも、反抗する奴の傍に、親父達が引き連れていたSPが、俺らに追い付いて、今度はSPが奴を、取り押さえることになった。