多分、姫。
そう俺を説得し続ける2人の後ろで何やらずっと考えていた、親父がやっと口を開いた。
健示『わかった、こうしよう。
認、お前は二十歳までの4年間、茶会に出なくていいことにしよう。』
はっ!!!!!
マジでっ!!!!!!!!!??????????
別に俺は、茶が嫌いな訳じゃない。むしろ好きだ。
でも“茶会”は大嫌い。
理由はただひとつ。
茶会に参加する女達が、無理なんだ……。
茶を愉しむ為に茶会に来ているはずなのに、むやみやたらにしつこく俺に話しかけたり、近寄って来たり……。
茶を嗜む(たしむ)者の礼儀がなっていない者ばかり。
そんな者の中にいて茶を愉しめる訳がない。
だから大嫌いなのだ。
だけど、そんな“茶会”に行かなくて済むようになるなんて……最高だ!!!