多分、姫。
++かなで++
健示『すみません、長い間お待たせてしまって……。』
秀之『いえいえ、お気にならさず。』
さっき部屋から出てった、倉田の親父さんとその息子(?)3人がゾロゾロまたこの部屋に入って来た。
どうせ相談でもして来たのだろう。
でも、大丈夫。
きっとこの計画は《白紙》になる。
さっきからの様子から、息子の1人はきっと、何かしら女が苦手とみた。
そんな少なくとも苦手なことを引き受ける馬鹿が、どこにいるんだって話しだ。
大丈夫。
俺は俺のままでいられる。