川をわたるよ
おひめさまと王子さま
ふたりは、子どものころにはじめてであいました。
うつくしいベガにアルタイルは恋をして、いさましいアルタイルのすがたにベガは心をうばわれました。
まんげつのよる、ふたりはおやの目をぬすみ、小さな川でふたりであいました。
よぞらにほしがかがやき、あおいお月さまがふたりをやさしくてらしています。
ふたりはとてもすてきな時間を、すごしました。
それからまんげつの出るよるには、ベガとアルタイルはかならずあうようになりました。
ベガのおやである王さまは、むすめがよるにそとへでかけるのを、しんぱいしていました。
しかも、きまってまんげつのばんのこと。
これはなにかある、と王さまはベガのあとをおいました。
木にかくれながら、こっそりと、ひっそりと。
ふたつの国をわける川にたどりつき、王さまはハッとしました。
お月さまにてらされた、ふたりのすがたを、見てしまったのです。
うつくしいベガにアルタイルは恋をして、いさましいアルタイルのすがたにベガは心をうばわれました。
まんげつのよる、ふたりはおやの目をぬすみ、小さな川でふたりであいました。
よぞらにほしがかがやき、あおいお月さまがふたりをやさしくてらしています。
ふたりはとてもすてきな時間を、すごしました。
それからまんげつの出るよるには、ベガとアルタイルはかならずあうようになりました。
ベガのおやである王さまは、むすめがよるにそとへでかけるのを、しんぱいしていました。
しかも、きまってまんげつのばんのこと。
これはなにかある、と王さまはベガのあとをおいました。
木にかくれながら、こっそりと、ひっそりと。
ふたつの国をわける川にたどりつき、王さまはハッとしました。
お月さまにてらされた、ふたりのすがたを、見てしまったのです。