☆゚+. 〈BL〉隣人を愛す〈短編〉 ゚+.☆
好きになってしまったのは隣の“男子”高校生〈side・晄慧〉
俺の部屋の隣は
ごく普通の四人家族。
父親・母親・件の高校生
そして中学生の男の子。
夏に助けたのをきっかけに
前よりは仲良くなった。
身長はわりとあるくせに
華奢で可愛い顔をしていて
そして、危なっかし。
あの後も転びそうに
なったとこを何度か
支えてやったことがある。
一度、エレベーターを
使えと言ったら
“閉所恐怖症”だと言っていた。
あれから月日は経ち
夏から冬になった。
小絵ともそれなりに
付き合っているが
あの日から俺の心は
隣の高校生
“忽那心羽”に向いていた。
四六時中、彼のことが
気になって仕方ない。
学校や駅で
転びそうになったり
階段から落ちそうになったり
していないか気になって仕方ない。
昔から心配性だと
言われて来た。
よくよく思い返してみると
小絵のことはそんなに
心配したことはなかった。
あいつがしっかりしてるのも
心配しない要因だろうな。
心羽は守ってやりたくなる。
この五ヶ月で
名前で呼び合うくらいには
仲良くなった。
小絵の“晄慧”呼びよりも
心羽の“晄慧さん”呼びの方が
色っぽく聞こえる。
そう思った時点で俺は
心羽を意識している
ということなんだろう。
*:::*:::*:::*:::*:::*:::*
やっちまった……
何でよりにもよって
心羽でヌくとか……
俺の馬鹿❢❢
小絵にも心羽にも
会わせる顔がない。
冬休みでよかった。
短い冬休みの間、
心羽は家族で
父方の実家に
帰省すると言っていたし
小絵とは
クリスマスもしたし
初詣にも行ったから
当分会う予定はない。
はぁ~
心羽が帰って来たら
一番に謝ろう。
そして、小絵とは
別れなきゃな。
別の人を好きになったのに
何時までも
一緒にいるのはよくないよな。
*:::*:::*:::*:::*:::*:::*
年が明け、新学期が始まった。
まさか、別れ話があんなに
難航するとは思っていなかった。
ごく普通の四人家族。
父親・母親・件の高校生
そして中学生の男の子。
夏に助けたのをきっかけに
前よりは仲良くなった。
身長はわりとあるくせに
華奢で可愛い顔をしていて
そして、危なっかし。
あの後も転びそうに
なったとこを何度か
支えてやったことがある。
一度、エレベーターを
使えと言ったら
“閉所恐怖症”だと言っていた。
あれから月日は経ち
夏から冬になった。
小絵ともそれなりに
付き合っているが
あの日から俺の心は
隣の高校生
“忽那心羽”に向いていた。
四六時中、彼のことが
気になって仕方ない。
学校や駅で
転びそうになったり
階段から落ちそうになったり
していないか気になって仕方ない。
昔から心配性だと
言われて来た。
よくよく思い返してみると
小絵のことはそんなに
心配したことはなかった。
あいつがしっかりしてるのも
心配しない要因だろうな。
心羽は守ってやりたくなる。
この五ヶ月で
名前で呼び合うくらいには
仲良くなった。
小絵の“晄慧”呼びよりも
心羽の“晄慧さん”呼びの方が
色っぽく聞こえる。
そう思った時点で俺は
心羽を意識している
ということなんだろう。
*:::*:::*:::*:::*:::*:::*
やっちまった……
何でよりにもよって
心羽でヌくとか……
俺の馬鹿❢❢
小絵にも心羽にも
会わせる顔がない。
冬休みでよかった。
短い冬休みの間、
心羽は家族で
父方の実家に
帰省すると言っていたし
小絵とは
クリスマスもしたし
初詣にも行ったから
当分会う予定はない。
はぁ~
心羽が帰って来たら
一番に謝ろう。
そして、小絵とは
別れなきゃな。
別の人を好きになったのに
何時までも
一緒にいるのはよくないよな。
*:::*:::*:::*:::*:::*:::*
年が明け、新学期が始まった。
まさか、別れ話があんなに
難航するとは思っていなかった。