仁と私のストーリー
側にいてくれたから今がある再出発…仁と私のストーリー⑩
夏に近づく6月…
私は要約名古屋市に住まいを抱える事ができた。
ここにくるまでにはホントに色々あり、大変だった。
母とのわだかまりも解決し、上の娘と一緒に住む事になった。
引っ越し先と引っ越しの日にちを仁には伝えていない。
そこには私なりの理由があった。
荷物が片付き部屋がきちんと完成したら
知らせるつもりで内緒のまま引っ越しをし、片付けに時間を費やした。
また口論…,。
『お前はどこにおんのや?💢』
『えっ?なんで?』
『用事あるって言って会おうとせんやないか?!💢』
「引っ越しの話せんけど引っ越ししたんやろ?」
『どうせ俺が必要なくなったで引っ越しも言わんのやろ?💢』
確かに引っ越しは言ってない。
けれど言ってない理由が違う。
仁はするどいけど…。
考え方がいつも悪い方向へいってしまう。
私はどんなに言われても引っ越しした事は認めずごまかし続けた。
家完成…。
けれど、家の事ばかり突っ込まれて否定してる間に、とうとう言いづらくなって言うタイミングを逃した。
言えない… 。言えない…。
どうしよう?
仁の考え方だと多分、呼びたくないけど俺がしつこいで言った…。
そう理解される。
頭を悩まされてるけど、考え方が違うからきちんと言わないとまた喧嘩になる。
私は誤解を招かないように
喧嘩にならないように
仁に伝えた。
やっぱり…。
伝わらなかった…。
サプライズのつもりだったのに…。
売り言葉に買い言葉で引けない口論に結局、
「娘に考慮してあんまり来て欲しくない…」
そう答えた私…。
仁と喧嘩すると、なぜか思いとはかけ離れた言葉を吐いてしまう。
嘘をつく事は基本的に嫌い…。
相手が嘘で救われる事もあるけど、大半は傷ついたり落ち込んだり良くない結果がほとんど…。
自分が嫌なことは相手だって嫌に決まってる。
辛い思いをするなら嘘をつかず本音で話す。
私はその事を貫いている。
これは嘘になるの?
なんで来ないでと言う理由になってしまったのか記憶喪失になってる。
いつ来ても、ずっと居てもいい存在の人なのになんで分かってくれないんだろう。
なぜか私もおいでよと言えない自分がいた。
第一号の来客は仁ではなく友達のけいちゃんだった。
しばらくは泊まりで家にいるよ。
すごくワケありで、私でよければ守ってあげたいと思う程の状況だった。