仁と私のストーリー
愛でお金が動く…愛でお金は動かない…すれ違っていく2人…仁と私のストーリー⑫
私は我慢と素直さが足りない。
仁は我慢と辛抱が足りない。

私は2人の欠点を言うならこう述べる。

仲が良い時期を振り返る…。
ほんのわずかな記憶しかない…。

寂しいよ…。

こんなに好きなのにどうしていつもぶつかるの?

この時私は孤独を感じた。

仁は喧嘩に疲れるといつもこう話す。

『喧嘩せんと仲良くしたいよ。笑って過ごそ』

こう話す時の仁の顔はホントに笑顔の似合う微笑みをする。
その顔が私は1番好き…。
私は一時の感情で仁と人生を共に生きると決めたわけじゃない。

仁の器にノックアウトしたから…。

仁は私の1番最低な魅力のない時にプロポーズしてくれた。
お金も仕事もそして帰る場所もない、勿論自分を着飾る器量も全くない時に心底好きになってくれた。
着るもの、持つもの、飾るもの全て完璧に見られるようにお金をかけて気を使ってる人が、私の見てくれダメ、生活能力ダメ、何1つ良いとこない私に心でぶつかってくれた。

仁の心は私の最高の人になった。

だから私は喧嘩が絶えず、笑いのない日々を過ごす時期が長くても、笑いの絶えない日々が必ず来ると信じて…。
私は仁がいる…。
生活を共にしている。

『もうそんな事言われるとしんどいわ💢』
『出て行け』

「あんたが出て行けって言ったんやでな。2度と引き留めんといてよ」
「全部きれいに荷物持っていくわ💢」
「2度と帰ってくるか?!」
「自分の事しか考えてない人に何もかもやってあげるか?!💢」「使用人ちゃうわ」

『お前の為にやってあげても俺に逆らうやないか?!💢』『普通は口答えせんぞ!』

お金に執着は昔からない。
世の中はお金というのも理解できる。
無いより有る方が勝ち組になれる。
けれど…。

心はお金では動かないと私は信じてる。

心が通い合わなければ今の私達は存在しないし、こんなにヤキモキしない。
でも、仁はお金の事で愛情の度合いを語る。
もう、ホントに噛み合わない…。
毎日、毎日気持ちの確かめあいの口論に疲労がピークになってた。
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