仁と私のストーリー
信頼… 愛情… 2人でいても孤独… 仁と私のストーリー⑯
もー嫌っ! 限界っ‼💢

何度同じ事を繰り返せば暗い闇から脱出できるの?

光はどっち向きに輝いてんの?!

別れた後、また戻る事が出来た…。

お互い別れてから気づいた相手の存在の大きさ…

何だろう…?

今までの異性と違う間隔は…?

仁と離れると不安になり、絶対的必要な存在なのに、すぐ口論になり、悔しい思いや、寂しい思いの感情が交差する。

起きてから寝るまでの間ずっと仁の事ばかりで頭も心もいっぱいになる…。

こんな経験は私にとってない間隔…。

私は身体があまり健康的ではない…。

そのせい? 違う…!

ずっと考えてるけど今までの違いが分からない…。
私は仁に対して信用が足らないと今でも思っている。
なぜか…?
仁は性格なのか、過去に何かあったのか、私もよく分からないが自分の所有物を触られたり、観察されたりにすごく敏感である。
人はある程度の警戒はもっているけど、血の繋がった血縁者や、家族、恋人、気持ちを許した間柄との警戒心は緩くなって1つ屋根の下での生活を許される。
私と仁の間柄も同棲生活が長いから信用は勿論の事、心も気も許してる間柄だと少なくても私はそう思ってた。

『あれっ?!ここに置いてあった〇〇が無い?!』『良子っ?!どこにやったんやっ?!』

「えっ⁉〇〇?」
「私は仁の物を勝手に触らないから分かんない」
「自分でどこかに移動さしたか、もっていったんちゃうの?」

『そんなわけないやないかっ?!』
『ここにきちんと置いといたわ💢』
『それが無いっておかしいやろ?!💢』

「はっ?💢」
「ちょっと待って💢」
「そこになかったら私が盗んだとでも言うの?💢」
「そんな〇〇私には必要ないし、あんたの私物は黙って取らんし、大体触らへん!💢」

『ちょっと探してくれよ。』
『あったのにないのはおかしすぎるやろ?!』
『何回盗られたら済むんやっ?!💢』

「えっ?!」 「盗むっ?!」
「誰が?!」 「あんたっ⁉」
「私に泥棒って言ってんの💢?」
「そう聞こえるんやけどっ?!」
「2人しかこの部屋に住んでるもんがおらんからそういう事やろな💢」
「言っとくけど、あんたの物は勝手に触った事ないし、言うてから触ってるつもりやけど?!💢」
「〇〇が見つかったら謝ってよっ?!💢」

仁はよく物の置いた場所を忘れる…。

その度に毎回こんな会話で騒ぎになる。私はこの騒動が何よりも傷つく…。

『ないっ⁉』

この言葉が部屋から聞こえると胃が響き一日のやる気が無くなってしまう…。

私は探すのに協力はするけど、その時に私が行く所、探そうと手を伸ばす所に敏感に反応する。

『そんな所なんかにないわっ?!何触っとんのっ?!💢』

えっ?! 探してるんだよ…

仁は酷い…。

私に信用がないの…?

ホントに心の底からそんな目線で盗んだと思ってるの…?
そんな事感じてたら同じ屋根の下で過ごす事は無理だよ…
探してる仁の呟きと動きが静かになった。

「……チョットっ?!」
「💢〇〇あったん?」

『………。あったよ…』
『おかしいな~こんな所にしまった覚え無いんやけどな~』

「ふざけるなっ?!💢」
「あったならあったって言ってよっ💢」
「あんたが移動さしてるんやんっ💢」
「謝ってよっ?!💢」

『俺はこんな所置いてないわっ?!💢……』
『…ごめん!』

「冗談じゃないわっ💢」
「毎回こんな泥棒扱いされてっ💢」
「結局いつも自分が忘れてるだけやん💢」

仁は私の怒りの言葉を聞き流すかのようにシレッとしている。

なにもなかったかのような態度を私がしているので傷付いて落ち込んでるとは思っていない。

だから仁の中で私に対しての罪悪感など感じていないと認識した。
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