仁と私のストーリー
愛で伴う行動力…仁と私のストーリー⑦
誕生日を迎える4月…。
私には仁には言えない秘密の悩みがあった。
それは、共通の知人がいて仁にとっては兄貴分にあたる人にお金を借りていた。
毎月返済を頑張っていたけど、全てを失ってしまった私に返済能力もなく返せなくなった。
知人からの連絡もとらなくなってどうしようもできなくなった。
今まではこんなだらしない事をしたことはないので罪悪感があった。
仁にはその内バレる。
バレて知られるまずいことはないので自分から打ち明けた。
「竹さんとこから借金してる。毎月15000円返済してたけど、先月からストップしてる」
「はっ⁉ マジで?! それははらわなアカンヤロ?何でや?!ないんか?」
「払えるお金がない…」
『払う金ははらわなあかんで俺が出すから納めてこい』
自分の借金を誰かに埋めてもらう…。
現状に情けなく思い仁の心遣いに感謝し、ありがたく頂きました。
けれど、今回はクリアしたけど来月からは甘えるわけにはいかないと思いながらも先行きがないまま過ぎていきました。
そう考えると月日は早くまた返済能力のないまま返済日を迎えました。
お金がない状態でお金のかかる事を考えると、無いのは無いとしか行き着かない事に気付き、そこで出た結果は開き直りでした。
人は善にもなれるし、悪にもなれるとはこの事なんでしょうか?
返済を気にする仁を振り切り私は開き直り…
人が一番やってはいけない行動を数月過ごしてしまう結果…。
ゴール地点は相手の怒りと苛立ちでした。
何気にでてしまった着信。
言い訳ができるはずもなく問い詰められる。
仁との付き合いを黙り続けてきたのにあっさり認めてしまった仁…。
黙り続けた訳は仁のほうに返済の責任がいってしまうから…。
けれど、仁は認め完済の約束を交わす…
えっ?! なんでっ?! …。
私の判断は仁の業界では間違ってる。でも…。
「なんで認めるん?私は違うって言ってるのにそっちが認めたらどうなるか分かってるやろ?」
「そこだけは避けてきたんちゃうん?」
『事実やもん。認めやな…全額払うからもうええやん』
「迷惑かけるのが嫌でそのスタイルにしてきたのになんでよ…」
『やっぱり払うもんはちゃんとはらわな…』
『どんなお金にしろ向こうは間違ってないよ…』
『俺が払うんやでええやん…』
仁が言ってる事に間違いはない。
でも、私は出させてしまった事と責任をとれない現状に情けなくなった。
感謝…! 感謝…!
ここまで抱え込んでくれる仁の気持ちがありがたかった。
けれど私は感謝と気持ちとは裏腹な態度を取り言ってはいけない事を言ってしまう。
「なんで払うの…? なんで認めるの…?」
「払わんといてって言ったやん…」
気持ちを裏切る最低な言葉。
仁は顔を見ずつぶやく…。
『払って終わったんやでもうええやん…』
『俺が勝手に払ったんやからそれでいいやん…』
私は人間失格や…。
仁に言わせてしまったセリフ…。
私は甘える事ができない不器用な可愛くない女だと確定した。
「ごめんな… ありがとう…」
要約言えたタイミングが悪い言葉…。
私は仁の気持ちと感情を傷つけてしまった…。
私には仁には言えない秘密の悩みがあった。
それは、共通の知人がいて仁にとっては兄貴分にあたる人にお金を借りていた。
毎月返済を頑張っていたけど、全てを失ってしまった私に返済能力もなく返せなくなった。
知人からの連絡もとらなくなってどうしようもできなくなった。
今まではこんなだらしない事をしたことはないので罪悪感があった。
仁にはその内バレる。
バレて知られるまずいことはないので自分から打ち明けた。
「竹さんとこから借金してる。毎月15000円返済してたけど、先月からストップしてる」
「はっ⁉ マジで?! それははらわなアカンヤロ?何でや?!ないんか?」
「払えるお金がない…」
『払う金ははらわなあかんで俺が出すから納めてこい』
自分の借金を誰かに埋めてもらう…。
現状に情けなく思い仁の心遣いに感謝し、ありがたく頂きました。
けれど、今回はクリアしたけど来月からは甘えるわけにはいかないと思いながらも先行きがないまま過ぎていきました。
そう考えると月日は早くまた返済能力のないまま返済日を迎えました。
お金がない状態でお金のかかる事を考えると、無いのは無いとしか行き着かない事に気付き、そこで出た結果は開き直りでした。
人は善にもなれるし、悪にもなれるとはこの事なんでしょうか?
返済を気にする仁を振り切り私は開き直り…
人が一番やってはいけない行動を数月過ごしてしまう結果…。
ゴール地点は相手の怒りと苛立ちでした。
何気にでてしまった着信。
言い訳ができるはずもなく問い詰められる。
仁との付き合いを黙り続けてきたのにあっさり認めてしまった仁…。
黙り続けた訳は仁のほうに返済の責任がいってしまうから…。
けれど、仁は認め完済の約束を交わす…
えっ?! なんでっ?! …。
私の判断は仁の業界では間違ってる。でも…。
「なんで認めるん?私は違うって言ってるのにそっちが認めたらどうなるか分かってるやろ?」
「そこだけは避けてきたんちゃうん?」
『事実やもん。認めやな…全額払うからもうええやん』
「迷惑かけるのが嫌でそのスタイルにしてきたのになんでよ…」
『やっぱり払うもんはちゃんとはらわな…』
『どんなお金にしろ向こうは間違ってないよ…』
『俺が払うんやでええやん…』
仁が言ってる事に間違いはない。
でも、私は出させてしまった事と責任をとれない現状に情けなくなった。
感謝…! 感謝…!
ここまで抱え込んでくれる仁の気持ちがありがたかった。
けれど私は感謝と気持ちとは裏腹な態度を取り言ってはいけない事を言ってしまう。
「なんで払うの…? なんで認めるの…?」
「払わんといてって言ったやん…」
気持ちを裏切る最低な言葉。
仁は顔を見ずつぶやく…。
『払って終わったんやでもうええやん…』
『俺が勝手に払ったんやからそれでいいやん…』
私は人間失格や…。
仁に言わせてしまったセリフ…。
私は甘える事ができない不器用な可愛くない女だと確定した。
「ごめんな… ありがとう…」
要約言えたタイミングが悪い言葉…。
私は仁の気持ちと感情を傷つけてしまった…。