ようこそ!!青蘭高校へ!!
パチパチパチ…








「えっと… 」



誤字脱字 無し… と。



「とりあえず、これでいいかな?」



もう一度パソコン画面を見直した。



「おお!!すげぇ!!いいじゃん!!」



え?



わっ!!み!?



みつ先輩!!



「パソコン得意なんだな」



ち!近い!!



すごく近いです!!顔!!



にっこり笑った可愛い顔が私の横に!!



「うん、良く出来てる」



うわぁ!!



なでなでしてくれたーー!!



う… 嬉しいかも。きゅーーん!!



「えへへ!はい!お店のホームページを作ってるので」



少しでもお客様を増やしたくて♪



「そっか、沙良は偉いな」



また 撫でられた!!



それも極上の笑みで!!



みつ先輩可愛いーー!!きゅんきゅんする!この笑顔!!




「何~?俺も入れてよ~ 」



あ、森ちゃん先輩!



「見て見ろよ、これ」

「俺らが去年作ったやつより 全然いいよな」



森ちゃん先輩 画面をマジマジと見て…



「本当だ~!沙良ちゃんすげぇーー!!やっぱ 俺 超好き~♪」



きゃーー!!



わぁ~!森ちゃん先輩も褒めてくれた~!!



それも『超好き~♪』って!!



森ちゃん先輩も癒される笑顔ーー!!きゅーーん!!



「ありがとうございます!!」



褒められるって嬉しい!



よし!もう少し頑張っちゃおうかな!!



ふふ~ん♪♪



「… 森、スルーされたな」



ん?



みつ先輩??



「まだ 諦めないもんね!ね?沙良ちゃん♪」



???




何が??




「じゃあ、後 これを印刷して… よし!」



コピー機から出てきた用紙を再度確認。


それを難しい顔をした藤崎に見せた。



「… 意外に出来たんだな」



カチン☆!!



ムカつくーーー!!



みつ先輩たちは褒めてくれたのに!!



「廉耶、これ 各クラス分と職員分100部コピーしておいて」



廉耶が用紙を受け取りコピーしていく。



私も廉耶の横にぴったりくっつきジッとその様子を観察。



「… 眉間にシワ」

「藤崎がムカつくんだもん」



くくくっと笑って 廉耶も私を撫でた。



「でも… 藤先輩って… 」


「おい、沙良行くぞ」




へ?










「どこに?… 嫌なんだけど」

「沙良、藤先輩、会長」



ムッ!!



「知ってるもん!でも、命令口調がムカつくの!!」



廉耶、呆れ顔で私を見た。



「すみません、先輩… コイツ生意気で」



なっ!?



「何で謝るのよ!!藤崎が偉そうに言うからじゃない!!」

「お前が可愛げない態度を取るからだろうが!!」



うっ…



「だ、だって… 」


「時間がない、行くぞ」








「だから どこによ」


「お前… バカ?」



カッチーーーン☆!!



「ほら!ムカつくでしょう!!」

「あー!!うるさい!!もう 行けって!」



カチン☆!!



「何よ!廉耶のバカ!!」


「わー!!2人ともケンカすんなよ!!」



森ちゃん先輩とみつ先輩が私たちの間に入った。



藤崎は呆れ顔で私を見てるし…



「はぁ~… メット買うって言っただろ?忘れたのか?」



え?




あ!!




「やっと思い出したか… まったく… 」


「じゃあ、みつ、後は頼んだ。来い、沙良」



藤崎は、カバンを掴むとさっさと生徒会室を出て行った。




すっかり忘れてたヘルメット購入。




私は、慌てて藤崎の後を追いかけた。





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