ようこそ!!青蘭高校へ!!
A組…



A…




A組!!




「あった!!ココだ!!」



当たり前だけど、角の角だぁ~♪きゃ~!!



「いるかなぁ~??」
















い!!!




いた!!



窓の所にーー!!



爽やかな笑顔でお友達の方に笑ってーー!!くぅーーー!!



「うん… うん、神崎先輩、… いいっす!!グゥです!うん!」



素敵です!!完璧です!!


神崎先輩!やっぱり パーフェクト!!



「君、何してるの?」



へ?



!?!?



「うおっ!?」



あわわ!!知らない人!!



「何か用?」



え… 何かと言われても… その…



「あれ?君、確か… 新しい、生徒会の子だよね?」



あ… ははははは…



顔、バレてますね…



「で?どうしたの?藤崎なら隣のクラスだよ」








誰が藤崎なんか…



奴なんかどうでもいい。




「えっと、違うんです!私、神崎先輩に用が… 」


「え?神崎?」










??





あれ?




何??




「ふ~ん… 意外、神崎ね、ちょっと待ってて」



意外… ??



何で??




「あ、はい… お願いします」


「はぁ… おーい、神崎 面会ー!!」



ん? 今、溜め息つかなかった??



「何なの??」



でも、知らない先輩はちゃんと神崎先輩を呼びに行ってくれた。



先輩が遠目から私を見た。










やだ…





ドキドキしてきた…





でも、神崎先輩は『… 誰だっけ?』みたいな顔。


不審に思いつつも入口まで来てくれた。




うわぁぁ…




か… かっこ… いい…




「何?… って、君、誰?」




うおおおっ!!




声まで低くなってるーーー!!かっこいいーーーー!!



鼻血出そうだよーー!!廉耶ーーー!!




「なぁ、聞いてんの?」



はっ!!


見とれてる場合かーー!!



「あの!!神崎先輩!お久しぶりです!!」








「はぁ?」




先輩、?な顔…



「久しぶり… ?… ごめん、全然 わかんないや… 誰?」



無理もないかな…



髪の長さも… 肌の色も…


あの頃、まるで違うよね。



「えっと、私、弘道館で教えて頂きました、芦田 沙良です!」








見る見るうちに先輩の表情が変わる。




「あーーー!!思い出した!!沙良!!」



そうです!!



先輩!!



「はい!!沙良です!!」



やったーー!!思い出してくれたーー!!


きゃーー!!嬉しいーー!!



「いや、わかんないって!!全然 違うからさ!!」



ですよね~!!



自分でもなんだけど、あの頃は…



「髪が長くなってる、色が白くなってる」


「まるっきり違うから わかんなかった~… へぇ~… 変わった~!!」




サラッ…









「女になってる… 」




ドキッ…








神崎先輩が感心するように私の髪を触った。




ドキドキして金縛りにあったみたいに動けない。




優しく見つめてくれる先輩の瞳…




スッ…




「ひゃ… 」




!!



手が!!





「ふふっ… 可愛くなってんじゃん」




先輩…









ん… ?でも…




なんか… 神崎先輩…




「くすぐったいです… ぅ~… 」



いろんなところ触るから なんか熱いよ…



ドキドキが… 止まらない…




「うん、綺麗になった」





ドキッ…





「本当?」




スッ…




頬に触れた手…



瞳に吸い込まれそう…



「か… 神崎先輩… 」


「はい!ストッーープ!!」



へ?









神崎先輩が遠ざかって行くぅ??





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