ようこそ!!青蘭高校へ!!
◆ 太輔・side ◆


沙良を見つめる目が…










ズキズキ…






キリキリ…






胸騒ぎが…





「神崎先輩!!お待たせしました~!!カニクリームコロッケです!!」



嬉しそうに出したメニューは、やはり俺と同じもの。



「へぇ!カニクリームコロッケ!これが沙良の得意料理か~美味そうだな」


「えへへへ~ はい!!」



美味いよ…



胃が悪くなければ食べれた…



「どうですか?」


「うん!美味い!!すごいな!沙良!!」



神崎は嬉しそうに食べだした。



「嬉しいです!!やったぁ~!!」



沙良も… 嬉しそうだ…



奴が食べている間、沙良はずっと神崎の前に座り話していた。



「沙良の奴、可愛いじゃん… 」



廉耶がボソッと言った。



「うん、可愛い」



可愛いと言った森の顔はかなりのしかめっ面。




面白くないみたいだ…




俺も胃が悪いせいか面白くない。



2人を見ているだけで 胃がドンドン痛くなってくる。








数分後、奴が食べ終わった。




「ご馳走様でした。美味しかった」


「はい!ありがとうございます!!」





早く…





帰れ…




「じゃあ、帰るかな… 」



よし!!




「あ!沙良、写真撮らない?」




え?









写真?





『わかった、わかった 撮ってくよ』




まさか…




さっきの話…




「いいんですか!?撮りますぅ~~!!」




ターゲットって…




「じゃあ、ここに来い」




!!




「なっ!?アイツ!?」





神崎が沙良の腕を引っ張って 自分の横に座らせた。





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