ようこそ!!青蘭高校へ!!
● 雅光・side ●
藤のことも気にがるが、もう一人気になる奴が。
この春、沙良が青蘭高校へ入学してきた。
可愛い子だった。
天真爛漫と言う言葉が当てはまるくらい元気いっぱいの女の子。
気が強く、活発な沙良はとにかく瞳が印象的。
にっこり笑う彼女は誰もを笑顔にさせていた。
まぁ、天然なところも笑いの要素でもあるけど。
そして 藤にも負けない口。
行動一つ一つが心惹かれる子だ。
危ないその天然さも守ってやりたくなる。
でも…
心にブレーキがかかる。
それは、森が…
藤が好きだから。
森は自覚があるが、藤にはない。
たぶん… 自分自身にそんな感情があるなんて思ってない。
でも、コロコロ変わる表情。
今までこんな藤を見たことがなかった。
だから、俺は沙良を好きになったりしない。
でも、今回 初女子の家に泊まる事になった。
正直、目のやり場に困るほど沙良は自由でドキドキする。
ゴキブリ騒動の時も抱きつかれて心臓が止まりそうだった。
女の子の柔らかい体。
そして ふわりと香るフローラル。
ドキドキしたが… あっと言う間に俺から離れ、藤に抱きついた。
その姿にちょっとびっくりした。明らかに俺とは抱きつき方が違っていたからだ。
離れたくないようにしっかり腕を回し、きつく抱きついていたから…
ああ… 俺じゃないんだな… と、ふと思った。
それと同時に思い出したのが沙良の好きな神崎 翔輝の存在。
本当に沙良は神崎が好きなんだろうか…
ただの憧れと言うだけではないのだろうか…
…
今年、最後の高校生活…
何かが起こりそうな予感。
その証拠に昨晩の神崎と藤のあのやり取り…
2人がケンカになった発端を俺は聞き逃さなかった。
『 お前… 人を殺したことがあるんだって? 』
クスッと嫌な笑いをした。
凍りついた藤…
傷ついた顔を見た時…
やはり 俺は、沙良より藤のことが知りたいと思った。
一体、藤にはどんな過去があるのだろうか…
藤のことも気にがるが、もう一人気になる奴が。
この春、沙良が青蘭高校へ入学してきた。
可愛い子だった。
天真爛漫と言う言葉が当てはまるくらい元気いっぱいの女の子。
気が強く、活発な沙良はとにかく瞳が印象的。
にっこり笑う彼女は誰もを笑顔にさせていた。
まぁ、天然なところも笑いの要素でもあるけど。
そして 藤にも負けない口。
行動一つ一つが心惹かれる子だ。
危ないその天然さも守ってやりたくなる。
でも…
心にブレーキがかかる。
それは、森が…
藤が好きだから。
森は自覚があるが、藤にはない。
たぶん… 自分自身にそんな感情があるなんて思ってない。
でも、コロコロ変わる表情。
今までこんな藤を見たことがなかった。
だから、俺は沙良を好きになったりしない。
でも、今回 初女子の家に泊まる事になった。
正直、目のやり場に困るほど沙良は自由でドキドキする。
ゴキブリ騒動の時も抱きつかれて心臓が止まりそうだった。
女の子の柔らかい体。
そして ふわりと香るフローラル。
ドキドキしたが… あっと言う間に俺から離れ、藤に抱きついた。
その姿にちょっとびっくりした。明らかに俺とは抱きつき方が違っていたからだ。
離れたくないようにしっかり腕を回し、きつく抱きついていたから…
ああ… 俺じゃないんだな… と、ふと思った。
それと同時に思い出したのが沙良の好きな神崎 翔輝の存在。
本当に沙良は神崎が好きなんだろうか…
ただの憧れと言うだけではないのだろうか…
…
今年、最後の高校生活…
何かが起こりそうな予感。
その証拠に昨晩の神崎と藤のあのやり取り…
2人がケンカになった発端を俺は聞き逃さなかった。
『 お前… 人を殺したことがあるんだって? 』
クスッと嫌な笑いをした。
凍りついた藤…
傷ついた顔を見た時…
やはり 俺は、沙良より藤のことが知りたいと思った。
一体、藤にはどんな過去があるのだろうか…