ようこそ!!青蘭高校へ!!

もう!やだぁーーー!!



私だって好きで抱きついたわけじゃないわよ!!!



ゴキブリの奴が悪いのよ!!そうよ!あの油ギッシュな奴が悪い!!



「もう 大丈夫か?」



!!




「いや!近寄らないで!!」


「何だよ… その言いぐさは」



サッと藤崎の後ろに隠れてチラ見。


ひょぇーーーー!!裸だーーーーー!!




「うるさいな!早くあっちに行って!!」



「廉耶、森、早く何か着ろ、お前らの裸が恥ずかしいんだよ」



そうよ!!



よくわかってる!!さすがみつ先輩!!



「わかったよ、ちょっと待ってろ」



森ちゃん先輩と廉耶は脱衣所に戻った。



「もういいか?」



??



「いい加減離してくれ、服が出る」



へ?



見ると藤崎の服を引っ張っていた。


シャツがスラックスから出て、腰付近の肌が見えていた。




私は何て事を!!




「ご、ごめんなさい」




慌てて離れた。




「藤~♪次いいよ~♪」



2人がサッパリした顔でリビングに戻って来た。



「じゃあ、俺、次入るから」


「うん… 行ってらっしゃい… 」



早く、入って…








「はぁ~… つ、疲れた… 」




藤崎を見送ったあと、ソファーに力なく座った。




「相変わらず 虫がダメだったんだな」



廉耶がニヤニヤしながら横に座った。



「うるさいな… 誰にだって苦手なのはあるでしょう!」



ふんだ!!



「いや、なんか可愛いなぁって思ってさ」




可愛い??




私が?




「何言ってんのよ… 」


「いや、マジだけど?」










「もう騙されないんだから」









「そんなつもりは… 」


「私を口説いてんじゃないわよ!真央たちが可哀相!!」




廉耶をキッと睨んだ。



「え?え?騙されないって??どういう意味?真央ちゃんって??」



森ちゃん先輩がキョロキョロ私たちを見た。



「それはっすね… 」


「あーーーーーー!!」










「うるせぇな… 過去の話だろうが… 」


「男がべらべら余計なことを喋らない!いい!?喋ったら絶交だからね!!」










「… わかった、言いませんよ~んだ!!ベッ!!」




くぅーーー!!可愛くなーーい!!




「ふんだ!!もう 部屋に行くもん!!べーーだ!!」


「ああ、行け行け、バハハ~イ!!」




カチン☆!!




「死語 面白くないわ!バーカ!!」




フンと鼻息を荒くしドスドスと階段を駆け上り部屋に入った。



< 64 / 72 >

この作品をシェア

pagetop