ようこそ!!青蘭高校へ!!
☆ 廉耶・side ☆


本当にこれっぽっちも振るつもりなんかなかった…



でも…



「ふっ!?振ったの!?マジで!?」



!!!!









「怖いッス… 寝てください、みつ先輩が起きちゃいますよ」



ガバッて起きて俺をじっと見た森先輩。













「言っときますが、これ以上は言いません」


「え~?」




つまんなさそうに俺を見た森先輩。



オマケにジリジリ近づいてくるんだけど…



「そんな顔しても話しませんって。絶交されたくないんで」



って言うか…



俺もこれ以上思い出したくない…



あの悲しい泣き顔を…



「ちぇ!ケチ!!」




ケチって…



子供かよ…

















「でも… 」




ん?




「本当に好きだったんだな… 沙良ちゃんのこと」




ズキッ…









「ずっと前のことですよ。それに 俺、今 たくさんの彼女いますし♪」


「たくさん!?そんなにいるの!?」




何人いるのかわからないけどいる。



この嫌な思い出を忘れさせてくれる子を探してる。




「美奈ちゃん、加奈子、杏だろ?純ちゃんに… ああ、真央」



あと名前がわからないのが数名?




適当過ぎてわからない。




沙良には『いい加減すぎ!』って言われ続けてるけどな…




こんな俺になったのは あの出来事が原因だけど…




あんなことがなければ…




こんないい加減なことしなかったかもな…



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