俺の隣にいろよ。


「…っと、質問に入る前に自己紹介から始めようか。」

「いや、いいで「俺は坂篠 羽瑠(さかしの はる)
2年生だよ。一応生徒会の会計やってる。
よろしくね?雨宮さん。」…。」

いいです、と言おうとしたら遮られた。
一刻も早くここから逃げ出したいのに……。

「じゃあ次僕ねー!
僕はねー!花城 悠遥(はなき ゆう)って言うんだー!
生徒会の会計補佐だよー!同じクラスだよねー!
よろしくねー!雫ちゃん☆」

…こんな馬鹿っぽい子でも生徒会は務まるのかしら。
不安でしょうがないわ。

「次ー!朔夜くんやりなよー!」

そう、悠遥から指名を受けたチャラそうな彼。

「あぁ〜俺か〜?
俺は、古河 朔夜(こが さくや)
書記やってるぞ〜。姫の一個上だな。
ま、よろしくな〜姫さん。」
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