乙女ちゃん
乙女ちゃん
「こんにちは。
隣に引っ越してきました澤野です」
チャイムの音にドアを開けると、眼鏡のイケメンが立っていた。
「これ、よろしかったら」
「あ、はい。ご丁寧に」
ぼーっと顔に見とれてたら、菓子折りを差し出されて慌てて受け取る。
「ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願い、します」
イケメン——澤野さんはとても丁寧な人でびっくりした。
……いまどき、こんな人いるんだ。
しかもイケメン。
なんだかちょっと、得した気分?
翌日。
出社すると課長補佐の席にどこかでみた顔の人間がいた。
……えっと。
誰だっけ?
必死で思い出そうとしている間に朝礼が始まる。
隣に引っ越してきました澤野です」
チャイムの音にドアを開けると、眼鏡のイケメンが立っていた。
「これ、よろしかったら」
「あ、はい。ご丁寧に」
ぼーっと顔に見とれてたら、菓子折りを差し出されて慌てて受け取る。
「ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願い、します」
イケメン——澤野さんはとても丁寧な人でびっくりした。
……いまどき、こんな人いるんだ。
しかもイケメン。
なんだかちょっと、得した気分?
翌日。
出社すると課長補佐の席にどこかでみた顔の人間がいた。
……えっと。
誰だっけ?
必死で思い出そうとしている間に朝礼が始まる。
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