桜姫
「さてと、私もそろそろ行かないとね!」



in桜宮高校


へぇ〜
私立の高校なだけあって、校舎は窓割れてるとか壁に落書きとかはなかった



「以外とちゃんとしてるんだー」



そうして、校舎の中に入った

うん、校舎には入ったよ?
でもさー職員室ってどこ?
広すぎてわかんねーよ!



「うーん、とりあえず海澄に電話すっか」



pururururuピッ


「もしもし、海澄?」


「姉貴?なんの用?」


「職員室がどこかわかんない!だから、海澄案内して?」


「だるっ」


「いいから速く来い!校舎入ってすぐの所にいるから」


「はいはい、わかりましたよー」


ピッ


これでもう大丈夫だな
後は海澄を待つだけ



でも、前からいかにも不良です
って感じの男が4人歩いて来てるんだよな〜
どうか、絡まれませんように!!


「がははっ、まじかよ!お?おい!あそこに女がいるぞ!」

「本当じゃん!しかも美人!」

「うわ〜俺めっちゃタイプ」

「ねぇねぇ、そこのお姉さん!俺達と一緒に遊ばね?」



うわ〜最悪
海澄が来るの遅いから、変な奴に絡まれたじゃん!
しかもキモイし


「ほ〜ら、お姉さん一緒に遊ぼうぜ!」


きもっ腕掴むなよ


「結構です。腕話してくれない?うざいんだけど」


「わぁーお、強気な女もいいね〜」


うざいな〜


「だから、キモイって言ってんの!聞こえない?あーそっか、こんな事するぐらいだから、脳みそ腐ってて、日本語が分からないのかな?」


あーぁ、思わず本音いっちゃったよ
4人共おでこに青筋が浮いてるよ

喧嘩なら負けないからいいけどね


「あ"ぁ?なんだと?」

「女が調子のってんじゃねぇぞ!」

「謝ったってもう遅いからな」

「お前ら倉庫まで連れてくぞ」


殺気だってんな〜
怖さなんて1ミリも感じないけど


私達の周りには、ピリピリとした空気が漂っていた





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