悪夢が正夢に変わる瞬間(仮)

バスに乗り空いている席に座り
スマホをいじり母からのメールを見る

<今日も遅くなる>

たった一行だけのメッセージ
今日も遅くなる…
昨日も同じ文のメールを見た。

どうせ私と居たくないんだろう
男といるのだろ…
とネガティブな事を考えていると

「夢の花希望ヶ丘、夢の花希望ヶ丘」

私がいつも降りるバス停の名前が
耳に入り私はボタンを押した。

バスを降りれば5時半過ぎ
辺りはまだ
夕焼け空に包まれてる。

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