猫のドタバタ日記
みゃあ
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夏に近づいてきた時。
歳「ゴホッ…」
歳三さんが熱を出した。
こういう時に自分が猫なのを恨むよね~。
ママが看護師さんだから人間の姿だったら少しは看病できるのに…
郁「みゃ~おん」
おでこからずり落ちた濡れた手ぬぐいを口で加えて引き上げる。
歳三さん…
辛そうだな…
あたしに熱移しちゃえば治るんじゃないか、なんて考えは浅はかかな?
歳「ゴホッ…郁、おまえに移るから離れてろ…」
ドタドタ
ピシャ!!
襖が、勢いよく開いて顔を覗かせたのは近藤さん。
近「トシいぃぃぃ…!」
歳「ぐはっ!!!」
お腹に直接ダイブした近藤さん。
痛そうな…
近「おれはお前の分も仕事してやるっ!だから5日間トシは休んでおけええ!!!」
泣きながら話すから、歳三さん苦笑い。
歳「うん、ありがとよ。勝っちゃん。わかったから、落ち着け。な?」
……歳三さんが優しく近藤さんの背中撫でてる。
べ、別に羨ましいとか微塵も思ってないからね!!
でも寂しいのは認める。。
歳三さんの頭の上からお腹の上に移動する。
猫って体温高いから、少しでも温めてあげるの!
近「郁ちゃん!トシをたのんだよ!」
全力スマイルピカーン。
郁「にゃん!!」
完璧にはできないけど、猫でもできる看病してやるっ!
あたしにかかれば、熱なんて一晩で治せるわっ!!