イジワルな彼とネガティブ彼女
「そ、そんな・・・」
「おまえ、例の年下彼氏に連絡したのか?」
「いえ、まだです」
「どうせおまえのことだから、余計な心配かけたくないとか思って連絡してねーんだろ。
俺が彼氏の立場だったら、連絡されない方が傷つくけど?」
「そういうもの、ですかね?」
翼くんは直属の部下だし、業務連絡も兼ねてメッセージを送った。
『翼くん、おはよう。
実は、インフルになって、木曜まで会社を休むことになっちゃったんだ。
私のデスクにある例のホームセンター向けの資料に目を通して、間違いがなければ部長に渡してください。
POPは修正して部長のデスクに置いたし、とりあえず急ぎの案件はないと思います。
迷惑かけちゃうけど、よろしくね』
私がスマホから目を離したら、
「そういえばさ、おまえクリスマスイブ家から出られないんだな。
かわいそうだから、俺が来てやるよ」
本田さんに、またからかわれた。
「おまえ、例の年下彼氏に連絡したのか?」
「いえ、まだです」
「どうせおまえのことだから、余計な心配かけたくないとか思って連絡してねーんだろ。
俺が彼氏の立場だったら、連絡されない方が傷つくけど?」
「そういうもの、ですかね?」
翼くんは直属の部下だし、業務連絡も兼ねてメッセージを送った。
『翼くん、おはよう。
実は、インフルになって、木曜まで会社を休むことになっちゃったんだ。
私のデスクにある例のホームセンター向けの資料に目を通して、間違いがなければ部長に渡してください。
POPは修正して部長のデスクに置いたし、とりあえず急ぎの案件はないと思います。
迷惑かけちゃうけど、よろしくね』
私がスマホから目を離したら、
「そういえばさ、おまえクリスマスイブ家から出られないんだな。
かわいそうだから、俺が来てやるよ」
本田さんに、またからかわれた。