イジワルな彼とネガティブ彼女
揺らいでしまった
すっかり片づいた頃には、20時近くになっていた。
「夕飯は、いただいた物ですまそうかな」
ゴソゴソ物色していたら、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。
「誰だろ、こんな時間に・・・」
翼くんかな、いや、美和だろうな、と思いながらドアスコープをのぞいたら、同じようにこちらをのぞく本田さんがいた。
・・・何しに来たんだろ。
あ、忘れ物でもしたんだ。
ドアを開けて、
「なんですか、忘れ物ですか?」
って聞いたら、
「いや、さみしがってる頃かと思ってさ」
自然に入ってきた。
・・・はい?
「あの、ご用件は?」
「ちょっと家に荷物取りに行って、ついでに買い物してきた。
メシまだだろ、俺が作るから寝てろよ」
「いえいえ、だいじょうぶですから。
もう熱も下がってますし、一人でできますから」
「まだ48時間たってねーだろ」
「そのわりには、2時間ほど放置されましたけど」
「あれ、やっぱさみしかったんじゃん」
「夕飯は、いただいた物ですまそうかな」
ゴソゴソ物色していたら、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。
「誰だろ、こんな時間に・・・」
翼くんかな、いや、美和だろうな、と思いながらドアスコープをのぞいたら、同じようにこちらをのぞく本田さんがいた。
・・・何しに来たんだろ。
あ、忘れ物でもしたんだ。
ドアを開けて、
「なんですか、忘れ物ですか?」
って聞いたら、
「いや、さみしがってる頃かと思ってさ」
自然に入ってきた。
・・・はい?
「あの、ご用件は?」
「ちょっと家に荷物取りに行って、ついでに買い物してきた。
メシまだだろ、俺が作るから寝てろよ」
「いえいえ、だいじょうぶですから。
もう熱も下がってますし、一人でできますから」
「まだ48時間たってねーだろ」
「そのわりには、2時間ほど放置されましたけど」
「あれ、やっぱさみしかったんじゃん」