イジワルな彼とネガティブ彼女
「会社で別れ話するなんて、しかも1ヶ月もたないなんて、ちょっと意外すぎるんですけど」
最近会社のそばにできた洋食屋さんでランチしながら、美和に今日までのことを報告した。
「でもさ、あんだけ拒否ってた莉子をあっさり落とす本田さん、拝ませてほしいわ」
「そういうの、オッケーかどうかよくわかんないし、そもそもつきあってるのかも定かじゃないし・・・」
「なーに言ってんだか、『奪ってやるよ』って宣言されたにも関わらず、みずから率先して別れ話すすめちゃったのに?」
「それって、どういう意味?」
「だから、莉子は本田さんのことが好きだってこと」
「・・・そう、だよね、たぶん」
「なによそれ、ハッキリしなさいよ」
「翼くんと一緒にいるより、本田さんと一緒にいる方が楽なのは確かなんだけど。
それはね、本田さんが俺についてこいタイプっていうか、リードしてくれるからなんだよね。
それって、ほんとに、好きってことなのかな、って」
最近会社のそばにできた洋食屋さんでランチしながら、美和に今日までのことを報告した。
「でもさ、あんだけ拒否ってた莉子をあっさり落とす本田さん、拝ませてほしいわ」
「そういうの、オッケーかどうかよくわかんないし、そもそもつきあってるのかも定かじゃないし・・・」
「なーに言ってんだか、『奪ってやるよ』って宣言されたにも関わらず、みずから率先して別れ話すすめちゃったのに?」
「それって、どういう意味?」
「だから、莉子は本田さんのことが好きだってこと」
「・・・そう、だよね、たぶん」
「なによそれ、ハッキリしなさいよ」
「翼くんと一緒にいるより、本田さんと一緒にいる方が楽なのは確かなんだけど。
それはね、本田さんが俺についてこいタイプっていうか、リードしてくれるからなんだよね。
それって、ほんとに、好きってことなのかな、って」