イジワルな彼とネガティブ彼女
「本田さん、えっと・・・」
とまどう私を見て、美和は自分から挨拶してくれた。
「こんばんは、莉子の同期の河村美和です」
「はじめまして、本田です」
「莉子から話は聞いてましたが、かっこいいですね」
「それはどうも。
莉子、送るよ」
「はい・・・じゃあ美和、また月曜日にね」
「うん、おやすみー」
美和に手を振って、本田さんが待つ車に乗った。
「ちょうどいいタイミングだったな」
「そうですね。
本田さん、忘年会なのに車なんですね」
「ほら、幹事だったから、荷物が多くてさ」
「幹事で大変だったなら、まっすぐご自宅へ帰った方が良かったんじゃないですか?」
「わかってねーな、大変だったから莉子に会いたくなるんじゃん」
運転してるから横顔で表情はよくわからないけど、そんなセリフをサラッと言えてしまうところが、本田さんなんだよなあ。
とまどう私を見て、美和は自分から挨拶してくれた。
「こんばんは、莉子の同期の河村美和です」
「はじめまして、本田です」
「莉子から話は聞いてましたが、かっこいいですね」
「それはどうも。
莉子、送るよ」
「はい・・・じゃあ美和、また月曜日にね」
「うん、おやすみー」
美和に手を振って、本田さんが待つ車に乗った。
「ちょうどいいタイミングだったな」
「そうですね。
本田さん、忘年会なのに車なんですね」
「ほら、幹事だったから、荷物が多くてさ」
「幹事で大変だったなら、まっすぐご自宅へ帰った方が良かったんじゃないですか?」
「わかってねーな、大変だったから莉子に会いたくなるんじゃん」
運転してるから横顔で表情はよくわからないけど、そんなセリフをサラッと言えてしまうところが、本田さんなんだよなあ。