イジワルな彼とネガティブ彼女
停滞してしまった
「へえー、きちんと乗り換えたってわけだ」
「自分でも信じられないけど」
週明けの28日月曜日、仕事納めの日。
美和とふたりで、今年最後のランチ。
最後だから奮発して、1,500円のカジュアルフレンチのコースを堪能中。
週末に電話で追求したかったけど、本田さんと一緒だったら悪いから我慢したっていう美和の『口撃』は、尽きることがなかった。
美和には、翼くんと正式に別れて、楓さんの家に3泊したと白状した。
もちろん、バージンを卒業して、その後も何度も体を重ねたことも。
「で、本田さんと年末年始一緒に過ごすの?」
「ううん、楓さんは海外旅行」
「え、一人で?」
「ううん、大学の同級生グループ6人でだって」
「もしかして、女友達もいるわけ?」
「聞いてないけど、そうかもしれないね」
「不安じゃないの?」
「え、どうして?」
「自分でも信じられないけど」
週明けの28日月曜日、仕事納めの日。
美和とふたりで、今年最後のランチ。
最後だから奮発して、1,500円のカジュアルフレンチのコースを堪能中。
週末に電話で追求したかったけど、本田さんと一緒だったら悪いから我慢したっていう美和の『口撃』は、尽きることがなかった。
美和には、翼くんと正式に別れて、楓さんの家に3泊したと白状した。
もちろん、バージンを卒業して、その後も何度も体を重ねたことも。
「で、本田さんと年末年始一緒に過ごすの?」
「ううん、楓さんは海外旅行」
「え、一人で?」
「ううん、大学の同級生グループ6人でだって」
「もしかして、女友達もいるわけ?」
「聞いてないけど、そうかもしれないね」
「不安じゃないの?」
「え、どうして?」