イジワルな彼とネガティブ彼女
合コンにも誰かとつきあうことにも興味はなかったけど、どうしても、と頼まれて参加した。
男性4人の中で、たまたま隣に座った人がたくさん話しかけてくれて。
意気投合した私たちは、後日あらためて二人で会うことになった。
待ち合わせ場所に行ったら、彼はなかなか来なかった。
私は、2時間待ち続けた。
もちろん、電話もメールもしたけれど、連絡が取れなかった。
14時を過ぎ、いい加減おなかもすいたから、あきらめて帰ろうと駅の改札へ向かった。
その時突然、私の目の前に男性が一人立ちはだかった。
「2時間かー、がんばったねー」
「えっ?」
「俺たち賭けてたんだよ、何時間待つか」
よくよく顔を見たら、合コンにいたメンバーの1人だって気づいた。
「俺たちが飯食って戻ってきても、まだいるんだもんなー。
今時すげー根性すわってんじゃん」
ケラケラ笑っていた。
たぶん彼も、どこか物陰に隠れて今の私を見てると思うと、恥ずかしくて消えてしまいたかった。
男性4人の中で、たまたま隣に座った人がたくさん話しかけてくれて。
意気投合した私たちは、後日あらためて二人で会うことになった。
待ち合わせ場所に行ったら、彼はなかなか来なかった。
私は、2時間待ち続けた。
もちろん、電話もメールもしたけれど、連絡が取れなかった。
14時を過ぎ、いい加減おなかもすいたから、あきらめて帰ろうと駅の改札へ向かった。
その時突然、私の目の前に男性が一人立ちはだかった。
「2時間かー、がんばったねー」
「えっ?」
「俺たち賭けてたんだよ、何時間待つか」
よくよく顔を見たら、合コンにいたメンバーの1人だって気づいた。
「俺たちが飯食って戻ってきても、まだいるんだもんなー。
今時すげー根性すわってんじゃん」
ケラケラ笑っていた。
たぶん彼も、どこか物陰に隠れて今の私を見てると思うと、恥ずかしくて消えてしまいたかった。