イジワルな彼とネガティブ彼女
どうして、『待ってる』なんて言うの?
結婚したい人がいるんだから、私になんか構わないでほしいのに。
その日は久しぶりに楓さんと話したっていうのもあって、なかなか仕事がはかどらず。
過去の資料を引っ張り出して、悩みながら新商品のポスターを考えていた。
「高橋さん?」
突然肩をたたかれながら名前を呼ばれて、ビクッとしながら振り向くと、足立くんが笑っていた。
「すみません、何度か呼んだんですが」
「あっごめんね、なんかあった?」
「ちょっと、仕事の相談があって。
後ほど、お時間いただけませんか?」
「えっ、仕事のことなら部長の方がいいんじゃ・・・あっ、部長は出張だっけ」
「はい、ちょっと急ぎの案件なので」
「いいよ、会議室の方がいい?」
「はい、じゃあおさえてきます」
急ぎの案件なんて、あったっけ。
でも最近、私は物忘れが激しくて、危うくミスしそうになるとフォローしてもらうことばかりだったから、きっと何かあるんだろう。
結婚したい人がいるんだから、私になんか構わないでほしいのに。
その日は久しぶりに楓さんと話したっていうのもあって、なかなか仕事がはかどらず。
過去の資料を引っ張り出して、悩みながら新商品のポスターを考えていた。
「高橋さん?」
突然肩をたたかれながら名前を呼ばれて、ビクッとしながら振り向くと、足立くんが笑っていた。
「すみません、何度か呼んだんですが」
「あっごめんね、なんかあった?」
「ちょっと、仕事の相談があって。
後ほど、お時間いただけませんか?」
「えっ、仕事のことなら部長の方がいいんじゃ・・・あっ、部長は出張だっけ」
「はい、ちょっと急ぎの案件なので」
「いいよ、会議室の方がいい?」
「はい、じゃあおさえてきます」
急ぎの案件なんて、あったっけ。
でも最近、私は物忘れが激しくて、危うくミスしそうになるとフォローしてもらうことばかりだったから、きっと何かあるんだろう。