イジワルな彼とネガティブ彼女
「でも、さっき言った女性のことはどうなんですか?」
「あ、僕もそれは気になります」
いいぞいいぞ、足立くんの援護射撃。
「うーん、覚えてねーけど、たぶん同期の女子社員だと思う。
とにかく俺は、莉子のことしか考えてねーから。
・・・っていうか、こんな恥ずかしいこと、二度と言わねーからな」
「えっ・・・」
気のせいじゃなくて、ほんのり赤くなってる楓さんは、歳上なのにかわいかった。
「じゃあ、『結婚を考えてる人がいる』っていうのは、なんですか?」
「ああ、派遣の子に聞かれたから、そう答えたけど」
「本田さんやっぱり、高橋さんと結婚したいって思ってるんですか?」
・・・足立くん、そんなことあるわけないんだから、聞かないでよ。
答えはNOに決まってる。
「あ、僕もそれは気になります」
いいぞいいぞ、足立くんの援護射撃。
「うーん、覚えてねーけど、たぶん同期の女子社員だと思う。
とにかく俺は、莉子のことしか考えてねーから。
・・・っていうか、こんな恥ずかしいこと、二度と言わねーからな」
「えっ・・・」
気のせいじゃなくて、ほんのり赤くなってる楓さんは、歳上なのにかわいかった。
「じゃあ、『結婚を考えてる人がいる』っていうのは、なんですか?」
「ああ、派遣の子に聞かれたから、そう答えたけど」
「本田さんやっぱり、高橋さんと結婚したいって思ってるんですか?」
・・・足立くん、そんなことあるわけないんだから、聞かないでよ。
答えはNOに決まってる。