イジワルな彼とネガティブ彼女
流されてしまった
翌日の金曜日。
一応、男性とふたりで会うわけだし。
いま持っている洋服の中で、お気に入りのグレーのニットワンピとヒールの高いショートブーツを合わせて、オレンジのコートを羽織った。
「おはようございます」
会社の開発部フロアに入ると、いきなり足立くんと目が合った。
「高橋さん、おはようございます。
さっそくですが、昨日の案件のメールが届いてましたので、転送しました」
「わかった、すぐ見るね」
あれ、足立くん、もしかして顔が赤くなってる?
・・・いやいや、たぶん空調のせいだ。
午前中は、デザイン担当にお願いしていたキャラクター候補を見比べて、それぞれにコメントを書いた。
商品のキャッチコピーの候補が出揃ったから、キャラクターと一緒に部長へ提案した。
一段落したら、もうすぐお昼。
コーヒーを飲んだところで、内線が鳴った。
・・・たぶん、美和からだ。
一応、男性とふたりで会うわけだし。
いま持っている洋服の中で、お気に入りのグレーのニットワンピとヒールの高いショートブーツを合わせて、オレンジのコートを羽織った。
「おはようございます」
会社の開発部フロアに入ると、いきなり足立くんと目が合った。
「高橋さん、おはようございます。
さっそくですが、昨日の案件のメールが届いてましたので、転送しました」
「わかった、すぐ見るね」
あれ、足立くん、もしかして顔が赤くなってる?
・・・いやいや、たぶん空調のせいだ。
午前中は、デザイン担当にお願いしていたキャラクター候補を見比べて、それぞれにコメントを書いた。
商品のキャッチコピーの候補が出揃ったから、キャラクターと一緒に部長へ提案した。
一段落したら、もうすぐお昼。
コーヒーを飲んだところで、内線が鳴った。
・・・たぶん、美和からだ。