イジワルな彼とネガティブ彼女
「クリスマスの予定が決まったところで、今日はどうする?」
「そうだね・・・」
本音を言えば、もう帰りたかった。
だけど、まだ17時だし。
「翼くんは、どうしたい?」
「俺、あれに乗りたいんだけどな」
翼くんが指差したのは、巨大な観覧車だった。
「うん、いいよ」
チケットを買って、順番を待って、青いボックスに乗りこんだ。
観覧車に乗るなんて、子どもの時以来。
「莉子さん見て、海が見える!」
「ほんとだ、あれって新しくできた橋だよね?」
「そうそう、ドライブしたら気持ち良さそうだよなー」
しばらくお互いキョロキョロしてたけど、ふいに翼くんが、
「隣に座っていい?」
真面目な顔で、私をのぞきこんできた。
「傾かないならいいよ」
翼くんの真剣な様子にビビった私は、冗談を言うのが精一杯だった。
「そうだね・・・」
本音を言えば、もう帰りたかった。
だけど、まだ17時だし。
「翼くんは、どうしたい?」
「俺、あれに乗りたいんだけどな」
翼くんが指差したのは、巨大な観覧車だった。
「うん、いいよ」
チケットを買って、順番を待って、青いボックスに乗りこんだ。
観覧車に乗るなんて、子どもの時以来。
「莉子さん見て、海が見える!」
「ほんとだ、あれって新しくできた橋だよね?」
「そうそう、ドライブしたら気持ち良さそうだよなー」
しばらくお互いキョロキョロしてたけど、ふいに翼くんが、
「隣に座っていい?」
真面目な顔で、私をのぞきこんできた。
「傾かないならいいよ」
翼くんの真剣な様子にビビった私は、冗談を言うのが精一杯だった。