サイコパスゲーム
だから、それは知ってるってば。

さっさと本題に移ってよね~...。


「僕たちヘール=セーヴァントは考えました。

あまりにも自殺志願者が多いことから、

サイコパスゲーム参加者をブロック別に分けることにしたんです」


ああ、なんだ、そういうことだったのか。

「グループはA~Yまで。

ナツさんたちはGに属します」


あたしは、G、か…覚えとかないと。

脳内メモリにそのことを書き込んで、ヘールに告げる。


「あのさ、サイコパスゲーム...始めてもいいかな?」


ヘールはニヤリといやらしく口角を持ち上げた。

「そう来ると思っておりました。

...ナツさん以外の皆様はもう集まっております。

こちらへ」

ヘールがそういった次の瞬間___。


あたりがパアッと瞬いて、真っ白な光に包まれた。

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