サイコパスゲーム

チーム

☆☆☆

数分後、真っ白な光が赤みを帯びてきて、やがて、消えた。


あたりが開けてきてそこにあったのは、

とにかく空虚な空間だった。

だだっ広い空間は白で統一されており、

はるか遠くに見える壁には等間隔にドアがついている。

そしてその空間のところどころに、何人かの人々が固まって集まっていた。

「なんなのよ、ここは...」

まったく、呆れのような、感動のような感情が混じり合う。


このゲームに参加してから、非科学的なことが起きすぎている気がする。


...まあ、当たり前か。


そもそも地獄の召使いとか言っている時点で現実とはかけ離れているもの。

あたしはハァ、とため息をついた。


「さて着きましたよ。

...あちらのブースに固まっているのが、ナツさんのチームの方々です。」


あれが、あたしのチーム。

このゲームが本当のことなのであれば、

きっと今から死に直面するであろう人たちだ。

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