サイコパスゲーム
「ナツッ!どこいくの!?」

「どこでもいいでしょ!ほっといてよ」


走りながらべにに怒鳴り、ブースから出ようとする。


「おっと、危ないよ。どうしたの」

「や、康人っ...!」


あたしがブースから出ようとした時、受け止めてくれた康人。


こんな状況なのに、ドキッとしてしまったあたしがいることにびっくりした。


「別にっ。なんでもいいでしょ?」

「なんでもよくねーよ!俺ら、タメだし、今は仲間だろ?


...何があったんか、話せって」


康人があたしにずいっと顔を近づけてきて、思わず仰け反る。


「やめてよっ、いきなりっ...」

「いいじゃん。ドキッとした?」


悔しいけど、康人ってイケメンだ。

爽やかイケメン...ハンサム?的な。


「全然ドキッとしてない。やめてよ」

「え~?緊張ほぐせよ、馬鹿野郎」

「野郎っ!?女だし!」

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