サイコパスゲーム

イジメ

☆☆☆

「おはよー!」

「おはよー!」

A.M.8時。黒金高校の校門。

たくさんの挨拶が飛び交っている。

あたし、海野 ナツは、親友の到着を校門で待っているところだった。

「あれっ、ナツ!おはよー」

同級生やクラスメイトが話しかけてくれて、その度に営業スマイル。


疲れるなぁ、とは思いながらも、あたしは笑顔を作り続けていた。

あたしは、もともと作り笑いが下手くそで、そのせいで中学生の頃、イジメられたりした。


《全然笑わなくて、変なヤツーっ!》


思い出す度にちくりと胸が痛む。

はぁ、と大きな溜息をついたところで、あたしの親友、神野 麗楽々が登校してきた。



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