サイコパスゲーム
クラスが凍りついたように静まり返っている。

あたしもただじっと、バッグの中を見つめていた。

そのまま時は経ち、お昼休みになった。

あたしはすこし経過を見るために、華をお弁当に誘う。


「華、ご飯たべよ」
「あれ?今日は麗楽々ちゃんと食べないの?」


ありきたりな質問だ。

あたしは頭(カブリ)を左右にゆっくり振った。

華は察してくれて、そっか、と優しく言った。

華とともにお弁当を広げる。

今日はもちろん、自分でお弁当を作った。

自分でいうのもなんだが、今日のハンバーグはうまくできたと思う。

ソーセージは、ぼちぼちか。


そんなことを思っていると、あたしの席に、なんと舞美ちゃんたちが近づいてきた。


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