サイコパスゲーム
☆☆☆

「お願いがあるんだけどさぁ~」

屋上につくなり、舞美ちゃんは甘い声を出しながらそういった。

短い髪の毛をくるくると弄んでいるが、上手くいかないようだ。

「何?」

あたしは呟くようにそう尋ねる。

「もぅ、そんなビビらないでよ。うちら、もう友達でしょ?」

緑ちゃんがあたしの背中をさすってくる。

___そこで、緊張が緩んだ。

それを見て、舞美ちゃんが話し始めた。

「麗楽々にね...前、いいがかりつけられたんだ。

アタシはラミと遊んでただけなのに...

『そういうの、イジメだよ』って。

ひどくない?」

何が酷いのだろう。

麗楽々はイジメをやめさせようとしただけじゃん...。

「だからさ、ちょっとだけ懲らしめたいんだ。

ナツ、協力してくれない?」


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