サイコパスゲーム
☆☆☆

起きると、保健室のベッドだった。

顔に触れると、ところどころテーピングがしてあった。


また、頭を強く打ったのか、頭には包帯がぐるぐると巻かれている。


それを確認したとき、ベッド脇のカーテンが開いた。

保健室の先生だ。

「起きた?」

にっこりと優しく笑う先生。

コクリと頷くと、先生は思い出した様にこう言った。


「浅間さんたちがね、あなたをここまで連れてきてくれたのよ。

『心配なので、介抱してください』って」


ぎりっと歯ぎしりをしてしまった。

アイツら...最後までいい子ぶりやがって。

黒い感情がじわじわと身体を支配していく。

隠れていた憎しみが、抑えきれなくなっている。


先生があたしの異変に気づいて、話しかけてきた。


「どうかした?頭、ガンガンするかしら?」

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