サイコパスゲーム
その沈黙を最初に破ったのは、やはり舞美ちゃんだった。

「あれ?ナツ生きてたんだー」

どっとクラスが湧く。

緑ちゃんは、『死んだかと思った!』とか言っている。


......怖い。

やっぱり夢じゃないんだ。

イジメが始まったのは、紛れもない現実だった。

一気に恐怖心があたしの心をわし掴みにしている。


カタカタカタカタ...


歯が鳴り始めた。

そして、すぐに過呼吸があたしを襲う。

「ハッ、ハッァ~...ハーハー...ゼー...」

あたしの尋常じゃない状況を見て、

舞美ちゃんたちはさらに盛り上がった。


「ちょ、なになに過呼吸!?」

「そこまでキツかったー?」

「やばっ うちら、イジメのセンスあるのかもね!

ラミのときといいナツのときといい!」


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