サイコパスゲーム
「ナツ、大丈夫?まだ発作起きちゃう?」

発作、というのは、あたしがかつてイジメられていた際、患ってしまった過呼吸。


そのときのことを考えると体中から汗が噴き出し、マトモに息が出来なくなる。


最近はマシになってきたけれども...。

でもやっぱちょっと苦しい。

「うん...大丈夫だよ」

あたしはぎこちない笑顔を作ってみせた。

すると途端に麗楽々が顔を顰め、あたしの頬をムギュ、と掴んできた。


そのチカラはどんどん強くなっていく。

「いっ...痛たたたた!ちょ、何するの、麗楽々~!」

ほっぺたがじんじんと熱い。

「麗楽々のバカ!超痛いんだけど!怒」

麗楽々の顔を睨むと、哀しそうな顔。

あれれ、言い過ぎちゃったかな??

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